2013年11月7日木曜日

ムヘイシロアリ自爆毒蟻

"自爆して毒をばらまく「ムヘイシロアリ」

マレーシアとブルネイの間に生息するアリで、揮発性の成分を溜めておいて、強敵に対しては自爆して毒をばらまくアリ。揮発性の成分を溜める構造やどのようにしてその成分が体内で作られているかは分かっていない。


軍隊蟻

軍隊アリ(Army or Soldier Ant / Eciton burchellii)


このアリたちはかなり特大級のアリです。体はゆうに1cmを超え、頑丈で体の半分ほどの長さのある大きな鎌(かま)のような顎(あご)を持っています。どんなサイズの生物でも行く手にあるものは捕食してしまいますが、彼らは全く目が見えておらずそのことがさらに恐るべき理由となっています。
"獲物と定めたら大挙して押し寄せ、完膚無きまで狩り尽くし、もうそこには死しか残されていません。その恐ろしさは確実にジャングルの地を這って行くのです。刺すわけでも毒でもなく、何万匹という大群がこの大顎でひたすら原始的に食いちぎって行くのです。驚くほど強健な顎で全く相手の種類やサイズに無頓着なのは、行く手を阻むものは全てこの軍隊の存続を脅かすと考えるからなのです。馬のような大きな動物でも食いちぎられていったケースが報告されています。

さらに怖いお話:軍隊アリは組織だった建築者としても達人(達虫?)であり、構造的に必要とあらば自らの体を使い、どんな形にも組み立てることができます。防御のための壁、悪天候のときの天井、離れた2点を渡すための橋などです。世界のどこを探してもこんなことができる生物はいません。しかも目は見えていないのです




パラポネラ

パラポネラ


"まず体長は2,5センチほどもあるアリです。木の中に棲んでいるため、そうとは知らずに近づいた者の上に、巣から追い払うために落ちてくることもあります。そしてその直前に金切り声をあげます。刺されると撃たれたような激痛が来ることから、Bullet Ant(銃弾アリ)とも呼ばれています。

"Schmidt Sting Pain Index"と呼ばれる、刺されたときの痛みの指標では、どんなハチに刺されてもこれ以上の痛みはないとされるほど恐ろしい激痛らしく、焼けるような痛み、震えるような痛み、全ての痛みが同時にやってくるようで、しかもそれが24時間続くのです。そしてその攻撃の前には金切り声をあげるのです。